■日時: 2024年10月27日(日)13:30~16:00
■会場: 国立民族学博物館 第6セミナー室(2階)
会場準備のため、参加ご希望の方は、10 月 21 日(月)正午までに コチラ から事前登録をお願い致します。なお、当日の参加も可です。
■交通:
①大阪モノレール「万博記念公園駅」から徒歩15分
②大阪モノレール「公園東口駅」《彩都線》から自然文化園(入場料260円)経由徒歩15分
* 詳しくは コチラ をご覧ください。
■内容:
テーマ 「先住民のアートを比較する:マオリ、イヌイット、アイヌのアートの現状」
趣旨:世界各地の先住民が制作しているアートには、木彫品や石彫品、砂絵、版画から舞踊までさまざまなジャンルが存在する。本例会ではニュージーランドのマオリ民族、カナダのイヌイット民族、日本のアイヌ民族が制作してきたアートについて現状を紹介し、比較検討する。
研究発表1 「マオリの芸能はいかにマオリの芸能か」 土井冬樹(天理大学、文化人類学)
マオリの芸能の系譜を辿るまでもなく、マオリの芸能は非常に強く西洋文化の影響を受けている。そうした芸能が、西洋主流のニュージーランドの社会においていかにマオリ「の」芸能として価値を見出されているか議論する。
研究発表2 「カナダにおけるイヌイット・アートの展開」 岸上伸啓(民博、文化人類学)
カナダ先住民イヌイットの石製彫刻と版画の歴史的展開と現状について報告する。また、彼ら/彼女らにとってアート制作や作品の意義について議論する。
研究発表3 「アイヌ民族の近年のアート活動」 齋藤玲子(民博、アイヌ・北方先住民研究)
アイヌの造形表現はながらく工芸と呼ばれ、木彫と刺繍を中心に展開してきた。20年ほど前からアイヌ・アートということばが使われるようになり、ひろがりを見せている表現活動の現状とその背景について検討する。
■担当理事: 岸上伸啓